8/4 セミナー

　夕方から、市民団体向けの広報・コミュニケーションセミナーを受講しました。
　講師は、広告代理店の大御所の方です。

　非営利セクター向けのこういった講座は少ないので、
　かなり楽しみにしていたのですが、大満足でした。

　こういったセミナーでは、理論的なことももちろんですが、
　経験に基づく豊富な事例が役に立ちます。


　セミナーから、１つ、実習課題を。

---

　みそ汁を作ります。具以外はすべて準備が出来て、
　あとは具を入れるだけです。
　その具を、八百屋さんで売っているものから選んでください。
　あなたなら、何を入れますか。

---

　思いついたら、つづきをどうぞ。

　参加者からは、

　「あさり」それは魚屋じゃない？
　「まつたけ」豪華ですね。
　「なす」これからおいしいですね。

　などが出ました。

　で、その後講師の方が話したのは、京都の料亭の話。
　なすによく似た具が入っているみそ汁を飲んだそうです。
　何が入っていたのかというと、

　いちじく。

　確かに甘いのですが、合うそうです。

　「八百屋」と聞いたときに
　「検索対象」に「野菜」は入っても
　「フルーツ」が入るかどうか、が「発想」なんでしょう。


　こうして、「常識を知った上」で「非常識に挑戦」すると、
　非常に強い印象が残るそうです。


　で、このみそ汁を飲んだ後にとる行動は、大体３パターンあるそうで、
　１）「おいしい！」と思ったきり、忘れてしまう。
　２）家で同じものを作って、家族に振る舞う。
　　　（大体は感謝されない）
　３）他の果物に挑戦して、玉砕する。
　　　（そんなに簡単にはうまくいかないでしょうな）

　先日の講演を聴いて、スイカの皮にハマった私の行動パターンは、２）ですね。
　…今度、スイカの皮をみそ汁に入れてみるか？


　こういったセミナーの後に「みそ汁つかない」の歌を聴くと、
　さださんの発想力は、本当にすごいと感じます。
　（先日のETV「佐野元春のザ・ソングライターズ」で、歌が出来る経緯を話されてました。）