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千葉を愛してやまない筆者のバレー&いろいろ日記。 マリーンズライフも随所に交えながら?

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 コンタクト買った後、そのまま足を伸ばし、
 千葉市生涯学習センターで聞いてきました。



 千葉大学大学院教授(都市計画)の北原先生の基調講演。

 栄町の楽市楽座バザールの取組などを紹介。
 殺風景とした商店街に、パラソルを立て、バザーを開くことによって
 多くの人が交流し、まちが元気になる。
 ハードの整備は、まちが元気になってから。
 景観は暮らしの情景があることで魅力的になる。


 その後、佐原・鎌ケ谷・鴨川・稲毛で活躍する方たちのパネルディスカッション。
 皆さん、地域での合意形成にとても時間をかけ、
 苦労して、ここまで来たのだということが伝わってきました。
 最後に、「楽しくやってると人は集まる」という言葉も印象的でした。
 バレーのチームにも同じことが言えますよね。

 では、4人のパネラーの紹介。
 主に、北原先生からの問いかけに答えた部分から紹介します。
 団体を立ち上げて、どうやって活動を軌道に乗せたかの話が多いです。



1.N)小野川と佐原の町並みを考える会 理事長 高橋賢一さん

 佐原の町並み保存に取り組むのは3度目。2度失敗した。
 伝統的建造物群保存地区など、都市計画に規制もあり、
 様々なしがらみもあり、古い町でやるのは難しいが、
 メリット・デメリットの説明もしながら、どういった選択をするのかを考えれば難しい話ではない。

 ポイントが2点あった。1つめは、保存計画書を自分たちで作ったこと。
 行政からは、先進市の事例やノウハウを提供して頂いた。
 これらを元に、月2回議論したのは住民。
 合意形成プロセスがかなりの部分を占めた。
 2つめは、この計画に伝統地区の人の決断をもらうために、同意書をもらった
 役所が作った計画書だったら、引いた人もいたと思う。
 顔が見える形で、人と人との関係を大事にして集めた。


2.N)KAOの会 事務局長 下田祥裕さん
 東武鎌ケ谷駅前を核としたまちづくり活動

 まちづくりに関わったときは、東京のゼネコンにいた。
 鎌ケ谷の土地の仕事があって、住民でもあったことから関わった。
 関連の仕事もいっぱいあったので、ゼネコンの立場は出さず、地域貢献の立場で。
 行政と橋渡しが出来る立場の職にはあったと思う。

 地権者にとって、マイナスになる話はまず受けてもらえない。
 お互いにプラスになる、資産価値の向上になることで理解を得た。
 お金出したらリターンがあるのか?と言われると、信じてもらうしかなかったが、
 始めて10年経ち、地価下落率が最小限で済み、周辺の土地とは格差が出てきた。
 事実をプラス面もマイナス面もお知らせして、
 お互いに出来ることをやっていくことで、信頼関係の構築になる。


3.N)大山千枚田保存会 理事長 石田三示さん
 オーナー制度や都市住民の交流を通じた、鴨川の棚田の保存活動

 当初、地元の人は棚田を資産と思っていなかった。
 むしろ耕作に面倒なマイナスの資産と思われていた。これを変えるのが最初だった。
 夜、何度も会議を開いて、地域の合意を作った。
 棚田オーナー制度は、都市住民のニーズがあることで提案した。
 行事には必ず都市の人が関わっていた。
 お酒を飲みながら議論し、いいアイデアは企画書にしてもらった。
 難しいものもあったが、いいステップになった。
 オーナーといえどもお客様ではない、パートナー。
 都会の人が持っているスキルを引き出し、活用していくことで、
 都会の人のやりたいことを取り入れていこうとしている。
 

4.Drops 代表 西田直海さん
 千葉大学生を中心とした、稲毛(せんげん通りが中心)のまちおこし

 大学のゼミで北原先生の実習で、東京の向島の商店街からの提案があった。
 不動産屋さんが自分の物件を好き勝手にしてしまうことに怒りを覚え、
 「街の不動産屋さん」をテーマに、移動式不動産屋システムを提案し、実施。
 空き店舗を1日2千円で借りて、掃除や手入れをしてきれいにする。
 その物件を気に入ってくれた人が借りていく。
 そしたら、また次の物件を1日2千円で借りる。
 繰り返すと、空き店舗がなくなっていく。
 そのうち、「地元のことは地元でしなくちゃね」というつぶやきが聞こえてきた。
 そしたら、いてもたってもいられなくなり、地元の稲毛で同じことを始めた。
 地元は有利。昔の同級生や先輩後輩もいる。
 楽しそうにやってると、「何やってるの?入れて!」って寄ってくる。
 毎週話し合って、時々酒を飲み、食べ、本音で語り合う。
 当事者になって、その街でやることができると、次にやるエネルギーがわく。

 大変なことでも、楽しければ、続けられる。


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